厚生労働省は、1月12日、短時間労働者への適用拡大など雇用保険制度見直しに関する改正法案を、労働保険政策審議会に諮問し、今年の通常国会に提出する予定になっています。
改正法案の内容の一部としてポイントは、次のとおり。
✔雇用保険の適用拡大は、令和10年10月施行
雇用保険の適用は、週10時間以上20時間未満の労働者に拡大する。厚生労働省の推計では、最大で約481万人が新規に適用される見通し。
その他、適用拡大に伴う、被保険者期間の算定基準、賃金日額の法定下限額等の見直し。
事務負担の軽減や保険料負担が増える中小企業への支援など検討による施行日。
✔会社の休暇を利用した教育訓練受講給付金等 令和7年施行
リ・スキリングの推進にて、教育訓練給付を拡充するほか、会社の休暇制度を利用して教育訓練を受ける(一定の被保険者期間を有する)被保険者に対する教育訓練休暇給付金を創設する。また、自己都合離職者に対して、教育訓練受講を要件に、給付制限を解除するなど、労働移動の円滑化を図る。