令和5年度エイジフレンドリー補助金の支払関係資料提出締切りが延長され、
令和6年2月16日が締切り日になっています。(申請受付は令和5年11月20日で終了)
この補助金の目的は、高齢者を含む労働者が安心して安全に働くことができるように、中小企業事業者による高年齢労働者の労働災害防止対策(危険な場所や負担の大きい作業を解消する取り組み)やコラボヘルス等の労働者の健康保持増進のための取り組みに対して補助を行うものとされています。
高年齢労働者の労働災害防止対策コースでは、
✔対象事業者要件として
・労災保険に加入し、中小事業者であること。
・高年齢労働者(60歳以上)を常時1名以上雇用し、対象の高年齢労働者が対策を実施する業務についていること
✔補助率は1/2、上限額は100万円(消費税を除く)
✔補助対象費用は、
・転倒、墜落災害防止対策に関する費用
・重量物の取り扱いや介護作業における労働災害防止対策に関する費用
・暑熱な環境による労働災害防止対策に関する費用
・その他の高年齢労働者の労働災害防止対策に関する費用
が列挙されています。
熱中症のリスクの高い暑熱作業のある事業場において、休憩設備を整備する場合、休憩設備のエアコンの設置も含めて、補助の対象となりそうです。ただし、あくまで熱中症のリスクの高い暑熱作業のある事業場において、高年齢労働者が従事していて、この休憩室の整備が目的である必要がありますので、その他の作業場や事務所に設置するエアコン等に対象にならないようです。
令和6年度も実施があれば、おさえておきたい補助金です。
(執筆時点では、令和6年度未公表。厚生労働省ホームページ、一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会参照)